2歳差2人目育児に必要なものリスト

2歳差育児は本当に大変。当時は専業主婦だったのですが、諸事情で予定していた里帰り出産が出来なくなりワンオペ確定。無理ゲーやん。と思いながら色々準備しました。というわけでこれから修行の旅に出るお母さんに必要な装備を列挙します。

 

装備の目的は上の子を守ること。

「2歳差育児は本当に大変」とはよく言われますが、本当に大変なのは親ではなく、まだ1歳~2歳代の上の子じゃないでしょうか。下の子を妊娠中、私は子育てと妊娠に伴う寝不足と疲労から、ちょっとしたことで上の子を強く叱ってしまった経験があります。「叱った」と言えば聞こえはいいですが、それが必要以上のものであればただの八つ当たりです。私は、自分が疲れていたから自分より弱い子どもに八つ当たりしたのです。

 

 その行為の恥ずべきところは、自分より弱い存在を蔑ろにしたということだけでなく、自分の実力以上の育児をしようとしたところだと思います。いつも笑顔で溌溂と、他人に頼ることなく育児も家事も完璧にやりたい。でも私の体力と精神力ではそれはできないだろうという事実に向き合わざるを得ませんでした。

 

私自身が2歳差の上の子として育っており、小さい頃母はよくヒステリーを起こしていた記憶があります。自分もそうなってしまうのではないかと考えると恐ろしく、何度もマインドマップを描いて産後の2歳差育児の計画と予算を考えました。私は私自身から上の子を守るため、お金と人の手を使い、上の子に対して優しいお母さんでいようと決めました。それは私にとって敗北であり、屈辱でしたが、最も恥ずべきことは自分を過大評価した結果、ただでさえ下の子と愛情を二分しなければならなくなる上の子に必要以上の負担をかけることです。

 

 というわけで2歳差育児をするにあたり新たに準備したものと、元々使っていたもののなかで特に役に立ったものをメモしておきます。

 

2歳差2人目育児に必要なもの―ベビー用品―

ベビーベッド 

これが無いと下の子は上の子に踏み潰されます。

 

バウンサー

上の子と下の子と同時に遊ぶ時に便利。

 

メリー

3分でいいから下の子に大人しくしててほしいときに活躍。

 

おんぶできる抱っこ紐

上の子と外遊びする時や、上の子と遊びつつ赤ちゃんを寝かせる時に必要。上の子の時はおんぶなんてしたこと無かったけど。

冬場はおんぶしたまま着られるコートもあると便利です。

 

授乳ケープ

上の子の時はほとんど使わなかった授乳ケープ。2歳差の2人目のときは赤ちゃんがおっぱいを欲しがったら授乳室に行く、という当たり前のことができませんでした。よほど大人しいお子さんでない限り授乳中静かに待っていることは難しいでしょう。その点授乳ケープがあれば上の子を見守りながらおっぱいをあげられます。児童館や、自治体の育児支援施設で重宝しました。

 

フットステップ

急な坂が多い土地柄から私は諦めてしまいましたが、使えるなら使いたかった! かなり役に立つと思います。車じゃなくてベビーカーでの移動が中心の方におすすめ。

 

お風呂マット

2歳差の2人を同時にお風呂に入れるのに、リッチェルのこのタイプのお風呂マットがとても役に立ちました。

https://item.rakuten.co.jp/vegec/kane4084/?gclid=Cj0KCQjwi7yCBhDJARIsAMWFScNDYb4_8wrfhHj7VNiFPUPOlCVcJqMP6sZYhAfMfXxRy3BNWauaYW4aAmBkEALw_wcB&scid=af_sp_etc&sc2id=af_113_0_10001868&icm_agid=58831497347&icm_acid=833-825-8966&gclid=Cj0KCQjwi7yCBhDJARIsAMWFScNDYb4_8wrfhHj7VNiFPUPOlCVcJqMP6sZYhAfMfXxRy3BNWauaYW4aAmBkEALw_wcB&icm_cid=1424178128

素材は発泡スチロール。なだらかな凹みにお湯を溜めて赤ちゃんを寝かせておけます。寝返り前までは以下のような感じでお風呂に入ってました。

 

  1. 2人とも服を脱がせる。(この時バウンサーに大きめのおねしょシーツを広げ、その上にバスタオルを敷いておく。)
  2. 下の子をお風呂マットに乗せ、マットにお湯を溜める。
  3. 上の子を手早く洗い、浅めにはった湯船に浸からせる。自分も適当に洗う。
  4. 下の子を洗い、抱っこして湯船に浸かる。
  5. 下の子を用意しておいたバウンサーに乗せ、バスタオルで包む。上の子をお風呂からだし着替えさせた後、下の子も着替えさせる。

 

 

 

2歳差2人目育児に必要なもの―家事時短編―

ブラーバ

ブラーバは拭き掃除をしてくれるお掃除ロボット。2歳差育児ならルンバよりブラーバを先に導入することをおすすめします。食事の度に2人とも色々こぼすし、砂遊びから帰るたびに床はざらざらに。掃除機は1日に何回もかけることになるので、ルンバより機動力のあるコードレス掃除機の方が便利です。

下の子がハイハイしだすと、リビングだけでも毎日拭きたいですよね。特に夏! ブラーバなら子ども達のお昼寝の合間や、夜のうちに拭いておいてくれます。手でゴシゴシこすったほどではないですが、クイックルワイパーより綺麗になりますよ。

 

食洗機

食洗機を使っていなかった頃の自分を叱りたい。優雅に皿なんか洗ってる時間があるのか? と言ってやりたい。洗濯乾燥機に比べると手軽に手に入るし、水道光熱費の節約になるので長い目でみると確実に元がとれます。

うちはヤフオクで型落ちした新古品を買って夫に取り付けてもらったので4万くらいで導入できました。パナソニックのNP-TM9(容積49L)です。お皿の方も食洗機に出来るだけたくさん入る形状のものに買い替えました。今は1日に1回、深夜電力でお皿を洗っています。3人家族以上の場合、ミニ食洗機はおすすめしません。容量不足で1日に何度も食器を入れ替えることになり、余計に手間がかかるからです。

そんなの置く場所ないよーって私も思ってました。是非「食洗機」で画像検索してみてください。世の中の人達の食洗機にかける執念を垣間見ることができます。我が家でも何かやれることがあるのでは? と思えるかもしれません。

 

洗濯乾燥機

食洗機同様干さなくていいというのはかなりの時短になります。使い始めるともう昔には戻れません。素材によってはかなり皺になりますが(麻とか)、2歳差で2人育てている母親におしゃれをする機会なんかないし、洗濯乾燥機で乾かせる服しか着なくなりました。大きなものだしちょっとハードルは高いですが、買い替え予定があるなら検討する価値はあると思います。

深夜電力で乾燥させて、翌朝には着られる状態になっているので、服のストックをかなり断捨離できます。

 

クックパッドプレミアム

 アプリ課金はしない派の私ですが、クックパッドプレミアムにだけは毎月貢がせて頂いています。料理自体はそれほど苦にならないのですが献立を考えるのが苦手で、だからこそ時間がかかるんですよね。

メインで使いたい食材名で検索すると、有料メンバーならレシピをランキング形式で表示してくれる(無料だと新着順)ので、上位レシピの中から作れそうなものを作りってます。それだけ。ランキング上位のレシピはよくできているものが多いですし、離乳食や子供向けのレシピも充実していてレパートリーが拡がります。プロの料理人ではなく、普通の主婦の方が考案した無理のないレシピなので再現性が高く、大抵何も考えずにレシピ通りに作ることができるので脳内省エネ。夫は私のことを料理上手だと思っているそうです。

 

 2歳差2人目育児に必要なもの―ライフスタイル編―

必要に応じて上の子を預けられる場所

生活環境や上の子の活発さ、親の育児スキルに応じて、外部の人の手を借りることも考えた方がいいと思います。産前産後に保育の要件を認めている自治体も多いようです。

うちの自治体は産前産後のそれぞれ3ヶ月間、平日9時〜17時まで保育の要件を認めています。(もちろん点数は低いです。)私の場合はフルで預ける必要は無いと判断し、産後の3ヶ月間、週3日9時半〜15時半まで上の子を預けることにしました。うちは保活激戦区なのですが新設園がたくさんできた年だったこともあり、ダメ元で申し込んでいた認可保育園に空きがでたのです。まさか入れると思っていなかったので、保育ママや一時預かり、プリスクール等幅広く検討していました。意外にもすんなり保育園になじみ、楽しいと言って通ってくれた上の子にはとても感謝しています。

 

保育園に通えることになっても、どうやって送り迎えするのかという問題があります。我が家の場合は下の子が産まれたのが真夏だったため、生後0ヶ月の低体重児を抱っこして灼熱のなか片道15分歩くのは無理があり、かといって30分間1人にさせることもできません。結局1ヶ月検診まで親類の力を借りることが出来ましたが、それが難しい場合はシルバー人材センターやファミサポ、民間のベビーシッターサービスで、送迎のみ依頼することも可能です。市街地の保育園は車での送迎を認めていない場合が多いですが、園の近くまでタクシーで送り迎えしたこともあります。セレブかよ。

 

午前中2〜3時間室内で遊べる場所

 二歳差の2人と密室に長時間閉じこもっていると煮詰まってきます。午前中に遊びに行ける場所を確保しておきましょう。下の子が小さいうちは長時間外遊びをさせるのは難しいので、室内で遊べる児童館や自治体の育児支援施設がおすすめ。公立の幼稚園で園庭解放とお弁当を食べる場所を提供してくれるところもあるかもしれません。

 平日の遅くとも午前10時~2・3時間遊ぶことができ、上の子にお弁当を 食べさせて帰ってこられるところだとなお良いです。たくさん遊んで疲れており、お腹がいっぱいになっていれば家に帰ってすんなりお昼寝してくれます。

 

ネットスーパーを使えるようにしておく

2歳差の2人を連れて私1人でスーパーに行くなんて未だにできません。

ミールキットよりも宅配弁当よりも何よりも、まずはネットスーパーを導入するべき。ミールキットもカット野菜もお弁当も売ってますから。ネットスーパーは普段使いするものなので、配送費と配達日時の自由度の高さで選ぶのがポイント。私のお勧めはライフネットスーパーです。あらかじめチケットを購入しておくと、所定の期間内なら一日に何回お願いしても配達費が無料。とても使いやすいです。

 

2歳差の2人の寝つかせをルーティン化する

2人を同時に寝つかせるのはほぼ無理だと思います。上の子を無駄に叱ることになるだけなので、3歳と1歳になった今でもうちでは2人別々に寝ています。今では夫と仲良く寝つく上の子も、下の子が産まれた当時は私とでないと絶対に寝ませんでした。当時の我が家のルーティンはこんな感じ。

  1. 昼間のうちに搾乳しておく。
  2. まず私が上の子を寝かしつける。可能ならそのまま一緒に寝てしまう。
  3. その間3時間くらい下の子は夫がお世話をする。搾乳してある母乳を温めて与える。
  4. 次の授乳のタイミングで夫と入れ替わる。夫には上の子と朝まで寝てもらい、私は下の子のお世話をする。

搾乳機は電動のものが便利です!

 

ディズニープラス

あまり動画頼みの育児はしたくないものですが、下の子に授乳し始めると上の子がヤキモチを焼いて突撃してきて危険なので、「おっぱいあげてる間はディズニーの時間」にしました。「赤ちゃんにおっぱいあげたいんだけど、ディズニーみて待っててくれる?」と尋ねると、「わかった!」とご機嫌です。昼間に下の子を寝つかせる時にもいい子で待っていてくれました。お母さんが赤ちゃんのお世話をする時間は我慢の時間ではなく、楽しみの時間と認識してもらえたみたいです。下の子が少しぐずると「赤ちゃんおっぱい欲しいみたい!」と(動画みたさに)教えてくれることも。

 

ディズニープラスはチャンネル数が豊富なだけでなく、数十分から数分まで動画の長さも様々。待っていて欲しい時間に合わせて選べるのが便利でした。知育的な動画チャンネルも豊富で、ディズニープラスをみて覚えた言葉や言い回しもたくさんあります。見せっぱなしは良くないと思いますが、上手く使えば頼もしい味方に。

 

ワイヤレスイヤホン

 なかなか寝付いてくれないとき、正直退屈じゃないですか? 頼むからもう寝てくれ! 寝ろよー! とイライラするくらいなら片耳だけワイヤレスイヤホンをして、Youtubeにアップされている漫才でも聞きながら、なでなでトントンして寝かしつけましょう。親も子もwinwinなさぼり方です。イヤホンをつけたままでも子どもの声がよく聞こえるインナーイヤー型がおすすめ。(カナル型じゃない方)

 

一瞬で確実に気分転換できる何か

 「5分後には2人のうちどちらかが起きる可能性があるから横にはなれないが、今この時は確実に休憩できる」という瞬間がたまに訪れます。疲れた~と思いながら天井を見ているだけで終わってしまうほど儚い時間です。有意義に気分転換しましょう。

私の場合はそんな時、comicoという漫画アプリを楽しみにしています。気に入った漫画を登録しておくと、1日1回とか、週に1回とか更新されるんです。3分くらいで読めるものが多く、ちょっとした気分転換にぴったり。無課金で楽しめます。

 

避妊の徹底

家族計画は人それぞれですが、2歳差で2人目を産んですぐに、あえて3人目をつくろうというご家庭は少ないのでは? 我が家の場合は元々2人の計画だったのと、私がリスク体質なこともあり3人目の計画はありません。避妊の方法は様々ですが、私は避妊の確実性とコスパの良さから、産後3カ月のときに子宮内避妊具(ミレーナ)を挿れました。超お勧め!

 

 

葛根湯

 母乳育児をしていると風邪をひいても飲める薬は限られていますが、葛根湯なら大丈夫。ちょっとでも風邪の気配を感じたらすぐに飲んでおきましょう。知り合いの薬剤師さんによると、ひきはじめに葛根湯を飲んで体温と抵抗力を上げるのはかなり効果的な対処法なのだそう。

 産後の母親の体は弱っています。すぐに風邪をひきます。母親が倒れたら一家共倒れです。葛根湯でなんとかのりきましょう!

 

最後に

自分なりに準備をして2歳差2人育児を始めましたが、最初は思った通り大変でした。上の子が保育園で手足口病をもらってきて眠気と体調の悪さでぐずり、下の子も同時に眠気と空腹でぐずった時なんかは、上の子を抱っこ紐でおんぶし、下の子をだっこして授乳しながら部屋の中をぐるぐる歩き回り2人とも落ち着かせるなんてことも。歩きながら、これは何だ? 何の修行だ? と思ったものです。

3歳と1歳の今も、とてもじゃありませんが落ち着いたとは言えません。でも今では2人で遊ぶ姿も見られるようになりましたし、上の子は自分でできることも多くなってきて、最も大変な時は過ぎつつあるのかも・・・と思うことも。とはいえ落ち着くまでは後2年くらいかかるでしょうね。