3人目はつくらないことにしているので子宮内避妊具(ミレーナ)を挿れました。

子宮内避妊具(ミレーナ)を挿れています。一年半使ってみた結論としては、大満足。避妊したい経産婦さん皆んなにおすすめしたい! 避妊の確実性とコスパ、生理が軽くなる快適さを考え合わせるとこれ以上の避妊法は無いと思うのですが、まだあまり普及していないようなので子宮内避妊具(ミレーナ)がどんなものなのかメモしておきます。とはいえどんな避妊法にもリスクはありますので自己責任で読んで下さいね。

 

私が子宮内避妊具(ミレーナ)を挿れた理由

我が家の経済的、体力的、精神的キャパシティを考えると2人が限界・・・という事情はもちろんあるのですが、2人目の子宮内発育遅延の時に感じた死産の恐怖をもう味わいたくない、というのが心情的には1番大きいんですよね。3人目をもし授かったら、次も子宮内発育遅延を再発するだろうと言われてますし、子ども2人置いて管理入院はやばいやろ。私が調べた範囲では女医さんに使用者が多いのも決め手に。実際かかりつけの産婦人科の女医さんには、「とても良い選択だと思います」と褒められました。

 

子宮内避妊具(ミレーナ)とは

 子宮内避妊具(ミレーナ)はT字型の柔らかいプラスチックを子宮内に入れることで、黄体ホルモン(レボノルゲストレル)が持続的に放出され、精子卵子の受精を防いだり、精子が着床しないようにしたりする避妊方法。ピルのもつ高い避妊効果とリングが合体した子宮内避妊具ですが、ピルと違って子宮内にだけ黄体ホルモンが効きます。黄体ホルモンの影響で月経が軽くなるのは、他の種類の子宮内避妊具には無い特徴。また、卵巣の働きは変わらず、排卵がおこる点もピルと異なる点です。避妊効果は子宮内避妊具のなかで最も高い99.8%といわれており、一度装着すれば最長で5年間効果が継続します。子宮内避妊具(ミレーナ)を取り除けば次の日から妊娠することが可能です。

 

子宮内避妊具(ミレーナ)の費用とコスパ

 避妊目的での子宮内避妊具(ミレーナ)の処方は保険適応外です。私が調べたところでは税込みで5万円台から。10万円以上するところもありました。

月2,500円のピルを5年間飲み続けると薬代だけで15万円かかることから、同レベルの避妊効果を得られる方法と比べてコスパは高いと思います。あと、生理がかなり軽くなり、生理用ナプキンも買わなくなりました。

子宮内避妊具(ミレーナ)を挿れたあと、3カ月後と1年後に診察を受ける必要があります。

 

子宮内避妊具(ミレーナ)の母乳への影響

子宮内避妊具(ミレーナ)は授乳中でも使用できます。医師によっては第一選択とはしないという方針をとっているところもあるそうです。

私のかかりつけの産婦人科での説明によると、子宮内避妊具(ミレーナ)から出る黄体ホルモンは基本的に子宮内だけで作用しますが、血液中にもわずかに含まれてしまうとのこと。しかし問題にならないくらい微量ですし、授乳中に月経が起こる時も同じホルモンが出ているので心配する必要は無いとのことでした。

 

痛くないの?

子宮口が緩んでいる出産後数カ月間に挿れるのことが推奨されています。私の場合は出産3カ月後のタイミングで挿れましたが、挿れるとき2秒間くらい痛かったです。いてててって感じ。人によってはその後1ヶ月くらい違和感を感じることがあるそうです。私は何も感じませんでしたが、1ヶ月くらいは少量ですが茶色いおりものが出続けていました。

 

月経の量はどうなった?

 少なくなった、というかほぼ無くなりました。早くも閉経したかのようです。たまに茶色いおりものが少し出ると、今生理なんだ~と思うくらい。快適!

 

子宮内避妊具(ミレーナ)を挿れるメリット

 ・挿れておくだけで高い避妊効果が得られる。

・生理がこなくなる! 

・授乳中でも使える。

・コストがピルを服用した場合のの1/2~1/3。

 

子宮内避妊具(ミレーナ)を挿れるデメリット

・それなりに初期投資が必要。

・通常通り排卵は行われているものの、視覚的に月経を認識できないため、生理周期に関わるホルモンバランスの変化に伴う心身の変調に気づきにくくなる。

 

おわりに

令和元年度の40歳以上の中絶件数は14,999件。比較したってしょうがないけど、19歳未満の中絶件数12,678件をすら大きく上回っています。事情は人それぞれだけど、望まない妊娠を回避するために1人1人が出来ることはあるはずです。